ワークショップ。

某さんにお誘いいただいて、能楽囃子方ワークショップに参加してきましたよー。
一昨年前に太鼓を経験した時に、止め撥で手が逆になる、ということをやらかしたので、今年は笛を選択。「猩々」の一節(八拍×二小節程)を、太鼓・大鼓・小鼓・笛のグループで部屋に分かれて、1時間程練習した後には舞台上(!)で発表です。
まずは音が出るのか?とドキドキやったんですが、普通に持って吹くと意外と音が出てホクホク。でも、いざ構えて吹いた途端、音が出ない…!しかも息が続かない!(笑)
譜面もあるんですが、ほとんど耳コピで覚える。発表時も先生が後ろで、口で譜面を読んでくれたので助かりました。やー、でもグダグダやったんですけどね!(笑)

翌々週には某さんが会場で見つけた、茂山正邦さんが講師の狂言ワークショップにも参加しましたよ。
短い時間で狂言の成り立ちから、見方から、千作さんの想い出話まで、楽しい話でした。前に参加した懇親会の時も思ったが、茂山家は話が上手い。ご本人も我が家はやかましいのが多い、言うてはりましたが(笑)
話の後は、所作指導と装束着付け体験と狂言「附子」を観劇。
装束や着付けについて説明を受けつつ、代表で希望者が実際に太郎冠者や女性の装束を着付けてもらって。出来上がった姿を観たら「太郎冠者や!」て思うなー!
最後の質疑応答で、古典が分かり難いとの意見に、間口を広げる取り組みは色々あるけど(字幕とか新作とか)やっぱり古典を演じたい気持ちもある、とのこと。あと実問題、囃子方にも変更が必要になるので、なかなか難しい、とも。
後継者問題については、大人になってからしかできない文楽は難しいけど、子どもの内からできる歌舞伎や狂言は意外と困ってない、と。へー!
落語や狂言文楽の古典も、昔話に触れる機会があれば、物語は分ると思うなー。絵本や日本昔話とかで古典物語に触れられたのは、今思えば良いことやったなー、と。