手探り、ってか埋まる。

今日は天王寺の野波さんの写真展に行こうと思ってたんですが、お姉ぇが「え?30日の方が良い」って言うので、本当は3日に予定してた兵庫県立美術館に行って来ました。
えぇ、えぇ。お姉ぇの希望が一番です。シスコンです。お姉ぇラブです。遊んでくれるなら、お姉ぇ希望が優先です。
前に新聞記事で観て行きたいなぁと思ってた、杉浦隆夫氏の「みんな手探り」という体験アート(?)に行って来ました。展示室内のプールのような仕切りの中に、5体のブロンズ像が頭だけ見えるくらいまで発砲スチロールの粒が満たされていて、その粒の海を掻き分けてブロンズ像を触って鑑賞するんです。
11月3日までなんですが、詳しくは → 芸術の館 兵庫県立美術館 / hyogo prefectural museum of art artm
めっちゃ軽い粒々で、ふわっふわっ。人が動くと波が出来て、スポットの光に一粒一粒、影が出来て観てるだけでも面白い。そこに入れるんですよ。めっちゃ面白かった!股下くらいまでしか深さはないんですが、座ると首辺りまで埋まれるんです。何か、ブロンズ像を触って鑑賞するより、埋まってる方が楽しい(笑)他の人たちも、初めはブロンズ像の所に行くんですが、暫くすると埋まってる。みんなして首まで埋まる。さながらブロンズ像達と同じ。
その後、もそもそ掻き分け進んで波作って遊んだり、手で掻き分けたり思い思いに遊ぶ。水より軽くて空気より少し重いだけな小さな粒やから、簡単に進めるし、掻き分けられるんですが、何となく凭れたりも出来るんですよ。面白〜い!!
20分ほどなんですが、上がってくると、そりゃもう服の中に、粒々がたんまり入ってます。一応、会場で、どばー!!と出して来たんですが、それでも帰る道々ぽろぽろと残ってる粒が…。駅前の道やら、ホームやら、電車内やらにぽろぽろぽろ…。帰りに寄った本屋のトイレでは、ぼろぼろぼろぼろー、っと。それ見て、別行動中だったお姉ぇがトイレに寄ったら、アタシが来たのが分かったらしい(笑)家に帰った今も、背中に残ってます。着替える時が恐ろしいな(笑)
兵庫県立美術館安藤忠雄氏の設計なので、館内館外うろちょろ迷子になるのも楽しい。天気も良かったし、面白かった〜。