椿屋四重奏@京都磔磔(11月26日)

今更ながらに椿屋の磔磔です。いつもの如く、てかいつも以上に長いです。
eve Party後のお泊りは、1泊2200円のユースホステルみたいなバックパッカーとかが泊まるような宿で、自炊も出来るし、二段ベッドで寝るだけ〜、ってな寮みたいで面白かったです。海外からの旅行者が多くて、英語が出来ればなぁと、ひしひしと。フレンドリーな人が多いので、英語が出来なくてもコミュニケーション取れそうですが、そこまでには滞在時間が短しでした。
朝から京都に居るので、LIVEまでの時間は腐る程ある。P-hour組を見送った後、二条からてくてく歩くことに。途中、御所で暫しほけっとして、鴨川沿いを河原町へ。暇つぶしに、感覚頼りでいつもと反対側から富小路に向かってみる。ちょうど磔磔前を通った時にリハ音が。その時は、あぁ!あの曲や!てわかったんですが、今は忘れた…。新譜の曲ではなかったとしか。そのまま通り過ぎて行くと、向かいから来た女性の二人連れが磔磔の看板見つけて「これや!」と喜んでまして、聞こえるリハ音にめっちゃ嬉しそうにはしゃいでて、アタシも何か嬉しかったですvvv
駅ロッカーに荷物を放り込んで、再度磔磔へ。開場を待つ客層は若くて、何だか落ち着かず(笑)男性客も数えれる程ですがいましたねvv番号は後ろの方やったんですが入ってみると、まだそれなりに隙間もあり、もそもそと通路側の四人とも観える辺りに落ち着く。前にも横(通路)にも柵はなく、メンバーが通る時だけ柵代りのロープを張ると。完売だけあって、それなりに詰まってますが、ぎゅうぎゅうで身動き取れませんって程ではない。余裕持って観れる感じvv
開演に先駆けスタッフから諸注意が「椿屋四重奏が大好きなみなさーん。こんばんわー。」これ毎回好きなんですよ(笑)「僕はリハを観たんですが、めちゃめちゃかっこいいです」スタッフが、ちゃんと自分のところのアーティスト好きなのって嬉しいvvv「なので、暑くなって空調が利かなくなると、酸素が絶対薄くなります」いやいやいや。兄ちゃんいくらなんでも、そこまではならんて(笑)ま、そんな前説に期待を膨らませておりました。
いよいよ客電が落ち、SEが流れ、小寺くんが両手を挙げながら階段を降りて来て……途中で落ちる。やー!びっくりしましたよー!!真ん中辺りで階段踏み外して、いきなりスズダダダダーと滑り落ちたんですよ。怪我がなくて本当に良かったわ。びっくりさせんでくれ(笑)
そんな小寺くんは黒のシャツにいつものグローブ(TVん時は何故かしてませんでしたが、いつもはグローブしてます)安高さんは黒地に金字プリントのシャツ。中田くんは細かい花柄のシャツ。少し髪切ってて、その方が好きやわvv前はちょっと軟派過ぎた感じやったもん(笑)で、貴樹がブラウンのフリルのブラウスと。椿屋が好きなアタシはそんな貴樹もOKなんですが、初観の方には要注意かもしれん!?でも、貴樹は髪が伸びてて、何か、前より可愛くなった?(笑)
一曲目は「終列車」。もう、この出だしの貴樹のベースが凄いのーvvvって、椿屋はベースだけやなく、三人とも演奏が凄くて、好きなミュージシャンの中から、各パート上位五人挙げなさいって言われたら、椿屋の三人はいれようと思います。艶ロックも、歌謡曲がベースにある中田くんの曲も、伸びと艶のある中田くんの歌も声も好きなんですが、椿屋の魅力はこの演奏力でもあって。CDはもちろんのこと、その音をLIVEでもちゃんと再現出来てる。もちろん、それ以上でもあります。ギターボーカルなのに、中田くんの歌も声も負けてないから(音量やないですよ?)音だけでなく歌も含めてちゃんと曲が聴ける。LIVEでもしっかりと、ちゃんと曲を聴くことが出来る。三人ともが凄い演奏がしっかりしてるから、音のバランスがちゃんとある。本当に若いのに「全体的に若くない感じが…」とか言われたのはそんなところにも因るのでしょうか?(笑)でも、そんなところが好きなのですvv
初観の四人編成。新譜は然程、違和感なかったです。(音の違和感ではなく、アタシの好みね?)安高さんがサポートとしてギターが一本増えたことで安定感は出た気が。音重ねたりもできるしvvでも、根本的に中田くんのギターが好きなので、中田くんがメインを取らない時は、くぅーー!!て思いましたが(笑)旧譜の曲は三人編成の時を観てるので、難しいところで。三人のみのギリギリ感を観れないのかと思うと淋しくもあり、もっと観てみたかったなとも思いますが、でも、サポートギターが入ったことでの安定感は、更に個々の演奏がしかっりして、曲をしっかり聴かせてくれるようにもなったと思うし。旧譜と新譜の差もそんな感じがしましたよ。でも、もちろん新旧どちらも好きですvvv
中田くんのハンドマイクについては、多少違和感が拭えませんが(笑)何か、別のバンド観てるみたいやったなぁ。安高さんがサポートやからとか、そんなん関係なしに、もぅ、本当に根本的に、ギタリストとしても中田くんは好きなのんで、その中田くんのギターが聴けないのは物足りない。中田くんのギターが聴きたい。ツアー後半戦初日ということで、ノドの調子も戻ってるし、ツアーの感覚も掴んでるしで良かったvvv
貴樹のベースは指でもピックでも好きなんですが、普通のベースとジャズベなら断然ジャズベ。普通のベースはジャズベをピック弾きするより、ちょっと音の角が出るなぁと。小寺くんのドラムも相変わらず、靭やかに力強く。リズムでもあり、メロでもあるようなドラムで好きやわーvvv本当に、椿屋は個々の演奏、全体の演奏も凄いなぁ(惚)
その他、細々と。
「赤い鳥」の前に安高さんの弦が切れたので、交換しようとしたら中田くんが自分のギターを貸してあげてました。で、調整してる安高さんに向かって、何度も出だしのフレーズを弾き出し、早く早くと煽る。ようやく曲にと思ったら、途中で中田くんが演奏を「ちょっと待って」と止めて「チューニングがあってない、って俺のせいか?」と。中田くんが貸したギターで、中田くんが急かしたせいやもんね!あなたのせいですよ!(笑)
「プロローグ」の最初のコーラスが小寺くんのマイクの調子が悪く聴こえずでした。むーん。あのハモリ好きなので残念。でも、以降はちゃんと聴こえましたvv
EN時「中田さーん!」の声に「はい。何でしょう?」と応えた中田くんに合わせて、「貴樹ー!!」との声に、何か反応を示そうとしたけど、どうしてらエェんかわかんない貴樹が可愛かったね。表情だけ反応してました(笑)クールな感じの貴樹ですが、通路を通る際に客に伸ばした手は、めっちゃしっかり力強くて、実は熱いことを示してる気がしました。
「陽炎」の前に「ここからはエロティックタイム」とか言う中田くん(笑)今回もMCで少し心情を吐露してましたが、それは葛藤の行く末を定めた感じがしました。去年より前向きに前進した感じ。(中田くんの葛藤と細美くんの葛藤て対極な、でもどちらも新進バンドに特有な葛藤やなぁ。どちらもその葛藤に潰れずにいて欲しい。)
どの曲も好きで、どの曲も演奏がちゃんと聴けたから、この曲がめちゃめちゃ良かったーーー!!てのは難しいんですが「踊り子」はやっぱり好き。でも、この日の一番は二回目のENの中田くんの弾き語りですね。
一回目のENが終わって、スタッフも客をはけさせて出して、客も何人かはけてたので、もう二回目はないだろうと思って、アタシも外に出たんですが、物販でCDを買おうとしてると、スタッフが「もう一曲演るみたいなんで、入る方はどうぞー」と言うので、もぅ、慌てて戻りましたよ。出て来たのは中田くん一人。アコギを持ち聴こえたフレーズは、中田くんが敬愛する玉ちゃんの(ごめんね!ウチではこう呼んでるんよ。すみません!)「あいのうた」のハミング部分。
これが、まためっちゃ良かった!!もともと、アタシも玉ちゃんの曲は好きですし、安全地帯の曲エェなと思うし、「ワインレッドの心」を聴いた時は幼心に色っぽい曲やなぁと思いましたよ。今、思えばそれが「艶」ですか。椿屋の「ワインレッドの心」聴きたいと思ってますもん。嵌るって。なので、ほんの少しだけやったんですが、めっちゃめちゃ良かったですよ!もっと演って!と言っても「できない!」と言われてしまいましたが(笑)
そして弾き語り曲「永遠」へ。(紹介は「とわ」)本当に、もう、めっちゃ良かったんです!!綺麗な曲で、中田くんのアコギも、中田くんの声も。何か、もう、言葉がないんですが、本当に良かった!!感動というか、凄い、椿屋好きで良かったなぁと思った。
終演後、隣にいた彼女に誘われて来たらしき兄ちゃんが「めっちゃかっこエエ。めっちゃエェな。めっちゃエェやん。あれCD入ってるん?」と彼女に訊いてて、彼女も感動してるのか、言葉にならず首振って答えるのを受けて「次CDでたら買おうかな」って言うてて、凄い、めっちゃ嬉しかった!
椿屋、ホンマに良かった。何本もあるツアーの中の一本としては、これ一本しか行かれへんから、わからんけど、アタシにとってはこの日良かった。今回、この磔磔は完売で、完売ってことは観ようと思っても観れへん人もいたということなんですが、でも、小屋の人気もありつつも、やっぱり京都でワンマン完売は嬉しくて。やから、アタシの手元に余しをつくるようなことはしたくなくて。椿屋にね、ちゃんと完売・満杯なところを見せたかったんですよ。他に行けなくなった人がいたかもしれませんが(笑)あくまで、アタシはね。(その為に、バタバタとご迷惑をおかけいたしまして、すみませんでした…)
椿屋のLIVEとしても良かったし、今まで他にも行ったLIVEの中でも、エェLIVEやったー!と思えるのにはいるLIVEでした。
LIVEの良さに、もとより椿屋が好きなアタシより、興味ありの方に観て貰った方が良かったかも、と思ったんですが、LIVEの良さに、やっぱりアタシも観れて良かったと(笑・所詮、自分優先)
色々トラブルがあったとは(京都磔磔 - 椿屋四重奏コンサートツアー2005“ROCK ON GENTLEMEN”公式ツアーBLOG)知らず、それにも関わらず、本当にエェLIVEでした。椿屋を好きで良かった。惚れ直した。

写真:椿屋のTシャツデザイン好きなんですが、今回は揺らぐ心を我慢して一枚に。でも、背中にツアー日程入ってるTシャツって好きやないんやよね〜。前はなかったのに、今回は入ってるんですよね…。
そうそう、椿屋はTシャツデザインもエェんですが、PVはイマイチなのねん(笑)