THE LONG SEASON REVUE

昨日、行って来ましたよ。初日、映画の日、土曜日と重なってか、レイトだというのに6時に予約に行った時点で満席・立ち見の盛況ぶりでした。立ち見もかなりの数でしたよ(となりの「かもめ食堂」も混んでたなぁ〜)ロビーにはフィッシュマンズのポスターが貼ってありましたよ。
立ち見のアタシが右通路に位置を決めたところ、すぐ横列の席から「おい!おい!」と、膝叩きながら呼ぶ男の声が。後の兄ちゃんの知り合いか?と思って無視してたんですが、それでも「おい!」って言うてくるんで、そっちを見て固まってしまいました。……従兄弟のRちゃん!?
人間の脳というものは、ありえないものを認識することは難しいんですね。京極の言わんとしてることを、身をもって実感しました。見たことある顔やけど、まさかここで見ると思ってないので、誰やったか認識できないという。「何でおんの!?」と、ホンマに固まったわ。
元は福井に住んでた従兄弟なんですが、去年就職で尼崎に出てきてたんですよ。昨日は同僚と観に来たという。それにしたかて、まさかすぐ隣になるとは…。物凄い確立やな(驚)
そんなこんなで映画です。
エェ映画でした。DVDという形より、映画として観れて良かった。LIVE映画ということでか、席にきちんと座って観るより、通路に座ったり、立ったまま観る立ち見の方が自由に観れて良かった思いましたよ。
去年のエゾから始まり、ツアーの映像を中心に。ドキュメント作品かと思ってたんですが、でも、ただのLIVE映像ではなく、途中にショートフィルム作品を挟んだり、佐藤さんの頃のフィッシュマンズの映像を挟んだり。面白い映画作品やったと思いますvv
間に挟まれてるショートフィルムも好きなんですが、佐藤さんの歌声がいきなり途切れる演出には、びくっ!!となるなぁ(苦笑) 
去年のLIVEの時、アタシが観たいのは佐藤さんのフィッシュマンズやし、とか思ってたんですが、この映画で色んな人が歌うフィッシュマンズの曲を聴いて、やっぱりフィッシュマンズの曲はエェなと、色んな人が歌うフィッシュマンズもエェなと、思いあらためました。UAは似合うと思ってましたが、やっぱりUAが歌う「WALKING IN THE RHYTHM」は絶品でしたな。竹中直人の「いかれたBaby」も良かった!他の人達のフィッシュマンズも良かった。
でもね、でもね、やっぱり佐藤さんの声が聴こえると、あぁーー、やっぱり佐藤さんがぁーー、て、心持って行かれてしまうんよね(笑)フィッシュマンズ展の欣ちゃん秘蔵のスナップを観てもそうなんですが、フィッシュマンズを観ると、つい顔が笑ってしまう。3人が無邪気に楽しそうでね。観てるこっちが、幸せになるわぁ。「MAGIC LOVE」の映像が、めちゃくちゃ可愛かった。 
このLIVE映像を観ても、この映画に来てるたくさんの人を観ても、まだフィッシュマンズって、めっちゃ愛されてるんやなぁ、と思いましたよ。