舞台。

「リチャードⅢ世」行ってきましたよー。まだまだ始まったばかりなので、たたんでおきます。が、面白かったー!とだけ、出しておきます。
某さんと待ち合わせて、一緒に昼ご飯食べて、舞台観て劇場出たら、日暮れでしたよ(笑)某さんのおかげで、良席でございましたvvありがとうございまーす!
初ブラバ!と思ってたら、元四季劇場なのですねん。てことで四季の「アイーダ」観に来たことあるわー。ブラバは何故か、ブラバ料金とでも言うべく、他より高いんですが、キャパも雰囲気も好きな劇場ですvv
今回は、脚本に手入れなしのシェークスピア劇ってのに加えて、新太さんもインタビューで散々、真面目にするって言うてたんで、どんなシリアスな舞台になるのかと、ドキドキしときや!やっぱりいのうえさんやわ!新感線!て感じでしたvv
メタルマクベスの時に思った、普通にシェークスピアを演っても面白い、ていう予感は外れてませんでしたね。
衣装はイングランドモチーフにパンタロンとかちょっと60年代風ながらも貴族風。城は配管がむき出しの廃工場みたいな感じで、DVDや映像を使った近代風な小道具やったり、新感線の世界観での中世イングランド。セリフ回しはそのままに、こういったところとが違和感ないんですよねー。
新太さんが、散々言うてた「笑いなし」は、あー、いつもならここで笑いいれそうやなー、とか言う場面もありつつ、堪えてるのがわかるというか(笑)ま、結局、小ネタはあったんですけど(笑)その小ネタとか、笑いを入れるのを堪えててる感じに、やろうと思えば、シェークスピアそのままに、いつもの大笑いに出来そうな感じがしたなー!
や、でも、いつもの新感線にしかできない笑いを抜きに、普通にすすめる芝居でも、新感線の魅力を出しつつ十分に見応えあるんですよ!新境地っていうか、これからこういのも面白いんでないvv
五右衛門ロックのザ・新感線回帰とシェークスピアでの新境地。今年は、何だかさらなる前進の年!
シェークスピアもやっぱり、面白いなー。相変わらず、腑に落ちない理不尽さはあるけど(笑)そして最後は、よそ者がかっさらう(笑)
リチャードが聞いて思ってたより、極悪非道に感じなかったんですけどね??家督争いであれば、普通やない?マーガレットの嘆きもヨーク家とランカスター家の争いを思えば、どっちもどっちていうか。
アン王女は、メインではないのね?家督を得るのにアンを娶る意味あるかー?アンの不幸は自業自得やない?あまりにあっさりと口説き落とされるのが不思議でならん(笑)
リチャードのサクセスストーリーというか、成り上がり物語ですかね。最後は、いっそ不憫な感じもしますが。「朧の森に棲む鬼」のライの方が、自分の欲に塗れた悪役然としてたかな。でも、これまた色悪ですが。
新太さんは、今までのリチャードはかっこよすぎ、て言うてましたが、新太さんのリチャードも十分かっこいいです(笑)特に最後、自ら奮闘する姿は、本来なら惨めに映るはずが、めっちゃかっこよかったもん(笑)
野心なく、何気に最後まで主に仕えてたケイツビーがお気に入りかなvvラトクリフの西川さんの声が、ztonの河瀬さんの声と似た感じで、大変好みです。川原さんはどうせ殺し屋だと思いましたが、まんまでしたねー。めっきり夜の悪役顔です(笑)本で読むと、保身に回る小心者なイメージでしたが、榎木さんの凛としたスタンリーはかっこ良かったな。クラレンスもお人よしになりそうなところ、王侯の気品て感じでかっこよかったです。マーガレットとヨーク公夫人も良かった!
てか、みなさん素晴らしかったです〜!