桜姫。

「桜姫-清玄阿闍梨改始於南米版」観ましたー。
うーん、演技の演技なのかもしれませんが、やっぱり主演女優の大仰な、媚びるような演技が苦手でございます…。役柄的に「演技している演技」とも思えなくはないんやけど…。
これは歌舞伎の桜姫とは、まったく別モノな感じかな。桜姫やなくて、サブタイトルにもあるようにセルゲイ(清玄)が主人公な物語。マリア(桜姫)は、物語外の人物やもんな。笹野さんとマリアは、セルゲイの贖罪を回すための、物語の外から介入する狂言回して感じ。南米の空気がうまい。
セルゲイの裏になるゴンザレスの、人生が少し薄いかな?と思ったけど。これはセルゲイ(清玄)の始まりの物語やから、ゴンザレス(権助)の物語は、同じやけどまた違う主観の物語としてあるんやろうなー、と。ゴンザレスだけやなく、ココもイヴァも、ルカにもそれぞれの別の物語があるんやろうな。
桜姫の別モノっていうか、桜姫の物語の輪廻か、前世の因果か。
白井さんの演技、良かったです〜vv優しい役が似合うね。
勘三郎さんの、ロン毛と髭も南米風で似合ってましたねー。
新太さんが、小ネタも上手く(笑)がっつり笑いもばっちりで(爆)そして、その状態で何でカッコイイ演技ができる!?悔しいけど、謎やけど、カッコイイの…!