目玉の探偵。

阿佐スパ「荒野に立つ」行ってきました!
良かったー!阿佐スパやっぱり好っきやわ〜!
初めはアンチクロックよりも支離滅裂な感じで(笑)「んんん??観念系というか、長塚くんもこういうのになっちゃったの??」とか思ったんですが(笑)
物語が進むに、繋がっていって、物語の姿が見えてきて!
ミステリー小説の伏線とかとは違って、ただ物語は普通に進んで行ってるんですが、その観せ方が変わってる、てな感じかな。
その観せ方は、アンチクロックのリアルタイムで追っかけるのとは、また違う、最後に色々繋がる感じで。
アンチクロックは、人の変化はないけど、時間も場所も空間も変わる。今回は、時間は変わらないけど(一番始めは戻るけど)、その他は人も変わる(代行する)から、追いかけてると迷っちゃう。
アンチクロックも「荒野に立つ」も、似て非なるというか。色んな手法を観せてくれて、次はどうなるのかめっちゃ楽しみ!
昔の、はっきりとした暴力と、その裏の日常の怖さと、っていう、パッと目につく感じとは違うんやけど、でも、根底は「あぁー、長塚くんだなー」と感じるものがあって。今の阿佐スパ、めっちゃ面白い!
アンチクロックもなんですが、これは舞台以外ではムリ!てな手法で。これは脚本だけ読んでも意味不明やろうなー(笑)っていう、演出のすごさがあって。
やっぱり長塚くんは演劇の天才なんじゃなかろうか?と思うのです。
役者としての長塚くんは、怖い役やらせると、本当に…!!怖いの!!転球の暴力的な怖さとか、伊達くんの嫌な男の感じとは違う、空恐ろしさがあるんですよ…。
塚本晋也の不安からくる空恐ろしさとも、また違う、リアルな身近な怖さというか…。
今回も、怖い怖い!と思いながら観てました(笑)
そうそう!「荒野に立つ」も音楽良かったです!