ずるずると。

社長と博士が一緒に出てるというので「Zodiac」を借りてきた！
面白かったー。実際の未解決連続殺人の話ってんで「セブン」的なものをイメージしてたんですが、殺人事件を追うスリルもありつつ、大筋は事件に関わった人たちの物語でしたな。
映像の質感が好きだー。音楽も良かったな。基本、デヴィッド・フィンチャー作品は好きなんやと思うんですよ。特に映像美的なの。
「ドラゴンタトゥーの女」もパーツ、パーツは好きなんですが、一本になると「うーん」てなるのは、事件と人間物語とのバランスがどっちつかずやからかな。まぁ、元は3部作の1作目なんで説明部分がどうしても必要ではあるやろけど。
未解決なんでどう収めるんかな、と思ったら、原作自体が「事件を追ってまとめた物」やったんかー！そこで事件を描くんでなく、この原作そのもを描いたってのが面白いし、上手いなー。
事件そのものを追う過程も、まとめるに至る経緯も良かったー。素人が追って解決してたら、たぶん興醒めしてたから（笑）
ロバートが見つけたと思っても警察もすでに確認済みやったり、当時の連携のせいで見落としがあったり、でも警察としては確固たる証拠がない限りどうしようもなくて本の執筆を勧めるデイブとか。
ロバート・ダウニーJrは、安定のロバート・ダウニーJrやなー（笑）マーク・ラファロが良かった！
デイブもブルース博士と同じような落ち着いた人柄の役ではあるけど、等身大な刑事とネガティブな博士との差異にハっとする。ちょっと他の観てみたいんで「シャッターアイランド」借りるかな。
ポールに情報提供したのは誰だ？とか、リックとヴォーンの件は筆跡が似てたんじゃないの？とかは、物語上思わせぶりにしただけ？原作読もうかなー。
あ！マーク・ラファロって観たことないと思ってたけど、「かいじゅうたちのいるところ」で観てるんや！って、ママの恋人なんて、いたのは覚えてるけど、詳しく覚えてるわけない！（笑）