echolatch@三軒茶屋 Grapefruit Moon(6月30日)

研修後、スルーピーまでかなり時間がある。でも、博物館も美術館も閉まる時間だし、ネカフェにでも行って寝ようかとも思ったんですが、ネカフェに6時間近くもいるお金も、どっかLIVEに行くお金も変わらんなら、せっかく東京でLIVE観れるんだし、LIVEに行こう!と、色々探しておったわけですよ。
で、東京のLIVEハウスのスケジュールを順に見ていったんですが、なかなか良いのがなくて。こりゃ、丈青さん聴きに横浜まで行くしかないかなぁ、と思ってたところに、堀田義樹の名前を発見!慌ててiMAGINATIONS | 404見に行って確認。
それでも、まぁプラプラ時間潰してようか当日まで迷ってまして。一応、地図は写メしたけど、ちゃんとした時間も電車ルートも前もって確認しないまま、行き当たりばったりとりあえず三軒茶屋に。ハコに着くまでにかなり不安な道筋で(ものすごい普通の商店と住宅地の中)もし見つからんかったらプラプラしてよーと軽い気持ちやったんですが、無事に発見。でも、入り口の看板見るとopenまで時間があったので、また大通りに戻って軽く晩ご飯。ゆったり過ごしてから再びハコへ。
そんな、軽い気持ちで、気ままにフラっと行ったLIVEだったんですが、これが、行ってめっちゃ良かった!!がっつり気合入れて行くより、気ままな感じで行ったのが、また良かった。
まず、ハコの雰囲気が良い!LIVEハウスではなく、LIVEも出来るBarみたいな感じで内装もおしゃれ。気どった感じのお洒落でなく、キャンドルとか照明も柔らかな雰囲気で良い感じvv
特にステージはなく、フロアの前方に楽器達が並んでて、壁際にはローソファとローテーブル、正面には1人用のソファチェアとローテーブルで、ソファーでゆったり食事も出来るようになってました。食事を済ませてたアタシは後方のスタンドテーブルとスタンドチェアに。
あまり人が集まらないかな?と思ってたんですが、なんの!最終的には1つのソファーに2人で座ったり、バーカウンターに凭れた立ち見もいたり、たくさんの人でしたよ。でも、ゆったり雰囲気。
最初に登場したのは、trico!良原リエさんのソロワークとのこと(帰ってから調べました。当日は未知)今回は男性のWBをサポートに。
これが、めっちゃ良かった!!初っ端、おもちゃのゼンマイをカリカカリカリと回し始めて、その次におもちゃのトロンボーン笛鳴らしたりして「ふ、不思議ちゃんか?」と不安になったんですが(すいません!すいません!!)実は、この音をその場で録音してループさせて、重ねていってるんですよ!
他にもおもちゃの鈴や、おもちゃのマラカスとかの音も足していって、背景が出来たらアコーディオンでメロディを乗せていくインスト曲。
他にも、外国のTVか子どもの遊び声を背景に、鍵盤ハーモニカだったり、ピアノだったり、おもちゃのピアノだったりでメロを乗せていく。
インストメインなんですが、たまにVoの入る曲もあって。でも、それも「日本語で歌詞の意味の分かるのは、その歌詞で好き嫌いが…」と不安になってたんですが、英詩のしかもはっきりとしたものでなく、もぅ、希望通りというか(笑)素晴らしかったです!!また、声も優しげな声でねvv
曲も優しげな、穏やかな陽だまりのなかで、こどもが大きな庭とか、神戸とか横浜の異人館みたいな家で遊んでるようなイメージ。(と、思ったら本当に家が好きで、家で録音して「Love Home」ってアルバムだとか!)まるでショートフィルムのサントラのように、絵が浮かぶような曲。でも、ピアノ曲でちょっと不協和音使ったような、ぞくぞくするような曲もあったり。
と、曲も良かったんですが、最初にも書いたように、LIVEも即興的なパフォーマンスなんで、LIVEで観れて良かったですよーvv
1人で観ながら、これは誰かにも観せたいなぁ!て思ってました。聴いてて思ったのは「自然音楽」やなて。そういう言葉あるのか、わかりませんが(笑)CD買えば良かったなぁ。でも、LIVEで観れて良かったー!!
次は女の子がメインのバンド形式。元気いっぱいて感じです。途中で「hah〜」って言う声が、フィッシュマンズみたいやなぁ、とフィッシュマンズを聴きたくなってたら、いきなり「ナイトクルージング」の出だしをキーボードで弾いて、歌いだしてびっくりした!!
「ナイスクルージング」って言うてたような気がするし、メンバーに「あってる?」とか確認してたので、大好きでコピーしたって感じではなく、何で演ったのかわかないんですが、あまりのタイミングに、何でバレタんやろ!?て、びっくりした〜!(笑)
最後は堀田義樹です。今回のサポートはGに大澤拓也、Perにチャン・イロン。この編成は初めてだそうで。
いつも色んな組み合わせで演ってるんでしょが、もぅ、アコースティックで、この組み合わせで、観れてめっちゃ良かった!!
何から言おうかな。久しぶりに観た義樹はSSSの頃より、少し細くなったかな。そして、髪がウェービーに。雰囲気としては「自然」な感じ。SSSの頃は雰囲気作ってたていうワケでなく「野生」というか、そういう意味の「自然」ね。
イロンのパーカスも面白くて、というかパーカスてことでドラムよりもアコースティックで「自然」な感じ。で、大澤さんのギターも良くてね!めちゃくちゃ激しいとか、めちゃくちゃ優しいとか、ではなく、素晴らしいサポートというか。でも、別に控え過ぎなわけでなく、むしろVo/Gの義樹より、メインギターなんやけど、歌のための、曲のためのギターと言いますか。ギターの音はもちろん、そのバランスがめっちゃ良かったんですよ!!
帰ってきてから2人のことを調べたら、面白いことが分かったんですが、それは後にまとめるとして。大澤さんのブログNounai BGM

この編成でこのメンバーで義樹さんの歌を聴かせたかった。
無駄がなく包み込むような歌を聴かせる。
包み込むような歌を、包み込んだ演奏。

義樹さんとイロンと三人、
この日のパフォーマンスは間違いなかったように思う。
これをもっと発展させていきたいと思った。

と、あって、めっちゃ嬉しいというか、まさにそのとおりでしたよ!!と。
3人でのリハ時間はあまりなかったらしいのですが、それが逆に自由な感じで良かったのかも。大澤さんは何回か義樹と演ったことあるようですが、それでもこの自由な感じの中で、あれだけの音楽が出来るのは大澤さんが義樹の歌を、曲を大事にしてるんやなぁ、と。一緒に口ずさんだりもしてたしねvvv
大澤さん、大澤さん、言うてますが、イロンも良かったんですよ!イロンのカホーンのリズムと、パーカスの色んな音色が、色を添えると言いますか。大澤さんと義樹のギター2本よりも、この編成・このメンバーで観れて良かった。
大澤さん、人も面白かった。義樹にチューニングするからそれぞれの活動の宣伝してと言われるも「マイクないし。あ。これがあった」てことで、ギターを口に近づけて、ピックアップマイクで告知してましたよ!(笑)イロンが「それズルイ」って言うと「貸そうか?」とギター差し出したり。でも、イロンはパーカス音を拾うマイクに身体、乗り出して告知してました。
何か、3人とも仲良さそうでねvv顔見合わせて演奏したり、合わせた瞬間めっちゃ笑顔やったりで、良かったなぁvvv
久しぶりに聴いた義樹の歌は、感じた雰囲気と同じようにSSSの頃より「自然」でした。アコースティックのせいもあるかも知れませんが、めっちゃ「自然」な感じ。縁・円・えん: UTAU-BLOGにセトリがあがってますが、SSSの曲も演ってくれて。
JAKEじゃないの!?て、思いはなく、単純に聴けて嬉しかった。特に「galactica」の「宇宙」と「circle of heaven」は、アルバム発売後のツアーもなく、一度も聴けず終いだったので。アルバムは宇宙的なフワフワした感じだったんですが、今回聴いた歌はやっぱり「自然」な感じになってて。大澤さんの言葉を借りますが「大地感」「マイルド」ってのが、よく分かる。
「果実」聴いてる時は、何かSSSのLIVEのこと思い出したり、SSSとの出会いを思い出したりしたなぁ。SSSは結構思い出深い出来事が多かったのだ。
もう1曲演る?と、ENは義樹1人バージョン。時計を確認したグレープの店長さんから1曲だけってお許し貰っての「ピクチャーズ」。何、演ろっか?と、ギターを軽く鳴らして考えて、始まったのがSSSの曲で、そのことに「今でも、前もって確認してなくても、ぱっと歌えるくらい、義樹にとってSSSの曲は今も進行形で、大事にしてるんや」と思えて嬉しかったなぁ。
斉藤ポンの「好きな人の手」も聴けて嬉しかったvv
trico!も、義樹のLIVEもめっちゃ自然な感じでね。そんな自然なLIVEに、気負いせず、自然気ままに行ったのが、良かった思うわ〜。
それにしても「自然」にしては、あまりに素晴らしいめぐり合わせの運命やなぁvvv行って良かったぁ!というか、行けて良かった!!
大澤さんは、ソロでブルース歌ったり(大澤さんの歌うブルース、聴いてみたい!)、バンドもいくつか演ってるそうで。そのうちの一つhttp://homepage3.nifty.com/marmite/#のインタビューを実は読んでたという。
バンド名がイギリスのポピュラーな食べ物で、世界一不味い食べ物の名前。とかいう変わった話を覚えてた(笑)そのバンド名の由来の印象だけ強くて、まさか大澤さんのバンドだったとは。しかも、名前付けたの大澤さんやし。やっぱり、この人面白いかも。
で、イロンが更に面白い繋がりでして。先ず101Aにドラムとして参加してる。101AのHPに確認にいったら、確かに名前と写真が!以前に見てるはずなのに、秋山さんと、ほー外人さんがいるのかー、としか。(その外人さんがイロンね)
それと、もっとびっくりした繋がりが、パブロと演ってること!!パブロの前身バンドのGIRAFFEだけやなく、パブロのソロプロジェクトにも参加。
まさか、こんな繋がりがでてくるとは!!まさに音楽数珠繋ぎやね〜(驚)