ようやく。

邪魅の雫 (講談社ノベルス)

邪魅の雫 (講談社ノベルス)

を読んだ!京極は読み出すと止めれないので、気合入れて時間がある時やないと読めん。
絡新婦の理 (講談社ノベルス)」に近い、というか逆?「絡新婦の理」はバラバラな事件が一つの事件やったけど、今回は一つの事件がバラバラの事件っていう。
江藤が来宮小百合を殺す理由と、大鷹が詳細を上司に手紙で送ってた理由が希薄かな?こう、完全に謎解き役にだけ優位な条件なしに、謎が謎でなくなるのが京極の上手さというか。全てのことにちゃんと理由があって、それを正しく読み解くと何一つ不思議なことがなくなるのが「おぉー!」と思うわけで。
でも、先読みが出来るから面白くないってことはなかったな。先読みが出来るってのは、京極の手法に慣れたってんでなく。だってね?京極堂は常々「不思議なものはなにもない」って言うてるわけやし、その言葉どおり、不思議を廃した見方が出来るようになってきたてことかなーと。
相変わらずの薀蓄は小気味良かったな〜。でも、榎さんが元気ないと淋しい…。
あ。そうそう。澤田と澤井の誤植(誤字?)が激しくて、最初は別人か、偽名かと思った。京極にしては珍しい!!
と、思って、大京宮に何か書いてるかなーと見に行ったら、ラジオドラマの情報が出てて!榎さんが蔵之介さんやないですかーーーvvぐぁー!今までの回は聞き逃してますが、次は聞こうかなー!
蔵之介さん、背は高いし、男前やし、色白いし、榎さんぴったりでは!?あ。でも、ラジオか。や、でも、蔵之介さん、声デカイから(笑)
最近はドラマばかりで淋しい限りです…。ドラマではあんまりわからんかも知れんけど、舞台やと、ホンマ声大きいのねん(笑)
あぁー。「VAMP SHOW」観たくなってきた(脱線)