にゃにゃーにゃー。

「十一ぴきのネコ」行ってきましたー!
本当は、今日の千秋楽取ってたんですが、昨日の夜公演にアフタートークがつくとのことで、昨日の夜公演に変更ー(某さん、ありがとうございました)
開演前に、気づけばニャンコが客席をウロウロしてる!うわわわ!にゃん十(田鍋さん)が、席を探すお客さんに「にゃん番ですか?」と(笑)
「こどもとその付き添いのための」ということもあり、客席には子どもの姿もチラホラ。ニャンコ達もこどもにちょっかいかけたり、ウロウロ・チョロチョロ(笑)
ベルの音がして、暗転するとアチコチから、ニャンコの鳴き声が。これ凄いー!本当に、野良猫が鳴いてるみたい!と思ってたら、思いっきり普通の人の声で「にゃぁご」って!山内くんか!(笑)
楽しかったー!可愛いかったー!面白かったー!そしてラストは「井上ひさし」でした。
それぞれ個性的なニャンコで、もうどこを観たら良いのやら!?あっちも、こっちも、それぞれ小ネタしてたりで、目が離せない!(笑)
馬場のぼるの絵本の楽しさ、可愛さとは違うけど、でもでもいきなり「十一匹の猫の話です」とされても「何で猫?何で十一匹?」てなっちゃうんで。やっぱり馬場のぼるの「十一ぴきのネコ」があってこそかな。
ミュージカルなんで歌もいっぱい!歌で物語を聞かせるっていうより、一緒に歌っちゃうこども向けな感じで。
「十一ぴきのネコが旅に出た」とか「都会は毒薬の優しいロック」とか好きだー。ついつい歌っちゃうvv
絵本とは違うけど、大筋は沿いながら進んで行き「井上ひさし」の脚本ってことで、内心ドキドキしてたんですが。
これで、若い役者で、見目も可愛くニャンコなら、本当にこどもに向けた演劇になるなー、とノンビリ構えていたら、そこはやっぱり「井上ひさし」最後にどんでん返しが。
これは演じるには、おっさんでないと無理かもなぁ(笑)今までこども向けっぽかったのに、いきなり大人に引き上げられるというか。
こどもは、この後何思うのかなー。
大人としては、楽しくもあり、可愛くもあり、面白くもあり、切なくもあり、で大変良かったです!
みんなが凶器を振り下ろして呆然としてる中、一匹だけ、にゃん四郎が床に鉄パイプを「ゴン」て当てちゃうんですけど、これ演出かな?偶然かな?
演技なんで実際には殴らないんですが、この「ゴン」て音で、すごいリアルな感じが蘇ってよかったな、と思ったもんで。
こまつ座版の公害ラストでなく、テアトル・エコー版の殺害ラストを選んだってのが、何か長塚くんぽいなー。
公害っていうある意味避けられない、ネコ達も被害者であるようなラストでなく、自分たちでこういうラストを選らんだっていう方が、生々しい感じがして。
にゃんこ達の個別感想は、色々あり過ぎるんですが(笑)ざざっとだけ。
北村くんの、にゃん太郎の「よろり」「ふらり」とか擬音語が可愛いvv
中村さんの、にゃん次はラストを思うと、この配役しかないなー!と。
眼鏡なし粟根さんの、にゃん四郎と、眼鏡っこの蟹江くんの、にゃん吾の組み合わせが、可愛かったー。
転球の、にゃん六は、ネコになっても転球だなー!(笑)
木村さんの、にゃん八、科が大変綺麗でしたーvv日舞をやってらっさるのかー。
山内くんの、にゃん十一も、あぁー、山内くんだなーっていう、配役で良かったな!
アフタートークは、長塚くん、北村くん、山内くん、粟根さん、転球という、アタシ得な面子で。
北村くんは、軽く酔ってましたか?
アンチクロックの時同様、山内くんがイジリながら回してくれます。そして長塚くんの嫁話を突く(笑)
でも、まじめに演劇のこと話してくれるんよなーvv